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空中ブランコ を読みましたよ

奥田英朗氏

・空中ブランコ
・ハリネズミ
・義父のズラ
・ホットコーナー
・女流作家

主人公は36歳の精神科医の伊良部一郎先生
二重顎で、フケの浮き出たボサボサ頭、ドラえもんを思わせる太い指、
全体がぬいぐるみのような人です。
それと、いつも気だるそうな看護師マユミ

私は、最初、伊良部先生の事があまり好きじゃなかったです。
患者の空中ブランコに乗るサーカス員に感情移入しすぎちゃって、
「こんなに彼が落ち込んでいるのに。この先生は何て脳天気なの??」と思ったのです。
そして、結果オーライな結末に呆然。。。

でも、次のハリネズミの章を読んでいる頃には、次はどんな手を先生は使ってくのか?
ドキドキしていました。
半信半疑で、空中ブランコの章を読み直したら、今度はコミカルに思えたのです。

ヤラれました。
私の心も伊良部先生に、こじ開けられていました。
そうなったら、後は楽しいお話のオンパレードです。(各章の患者さんに申し訳ない)

== ザックリ空中ブランコの章の紹介 ==
サーカス実技部門のリーダである公平は、サーカス団の古き良き時代の伝統、
つまりアット・ホームな雰囲気や固い絆が、時代の流れのせいで無くなったと思っていた。

そんな思いの中、空中ブランコの演技中に相手のミスで落下してしまう。
怒り散らす彼に、よそよそしい団員たち。

演技部部長の丹羽に言われるまま、不本意ながら病院に行くハメになった公平
そこで伊良部一郎先生の診察を受けることに。
== ここまで ==

本書に出てくる患者さんは、今まで普通に出来ていたことが出来なくなった人たちです。
そして共通するのは「今の自分」と「過去/未来の自分」のバランスが崩れているということ。

そんな彼/彼女たちの苦悩が時にシリアス、時にコミカルに記述されています。
なんか他人ごとに思えないんですよね。
見事な時代性だと思います。

最後になりましたが、この作品「空中ブランコ」は2004年の直木賞受賞作品です。
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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

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非公開コメント

富岳八景さん、はじめまして。
いつも読み逃げ、すみません。(^^;)ゞ

「空中ブランコ」に、見事に食いついてしまいました(笑)
私は、奥田英朗氏の小説は、「インザプール」で見事にはまり(伊良部先生の始まりですね。笑)
続いて「空中ブランコ」と、もう声を出して爆笑しちゃったくちなんです(笑)

そして、ガラリと変わった「最悪」。
これで心を、鷲掴みされちゃいました。
私はそんなに、小説を読み漁っているタイプではありませんが
それでも奥田英朗氏の、感情を表す表現力が
もう本当に素晴らしくて、、、、と、つい熱く語ってしまいました。^^;

これからも、引き続き頻繁に(笑)拝見させて頂くと思いますが
何卒宜しくお願い致します。

では、お邪魔致しました。 (*^ー^*)ゝ

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。
コチラこそ、いつも読み逃げさせて頂いてます(笑)

「インザプール」まだ読んでいないんですよ。
「空中ブランコ」が面白かったので、これから奥田氏の小説をドンドン読んでみようと思います。
おっしゃるとおり、さすがの表現力ですよね。
登場人物に思いっきり感情移入しちゃいました。

今後共、よろしくお願いしますね。
プロフィール

富岳八景

Author:富岳八景
富岳の怠惰な日々を綴ったり、好きな音楽やお寺の話をつらつらと書いて、楽しむ予定ですよ。

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